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◇アルミの減産と値下がりで金属Siも価格続落
=雲南のアルミ減産は7月中も続く見込み
中国国内の金属シリコン価格は5月中旬に急騰したものの、下旬にピークを迎え、以降はジリ安推移が続いている。

10日現在中国国内向けの553グレード価格はトン当たり12,600-12,700元と、5月末に比べ400元安になった。441グレードは14,100-14,300元、3303グレードは15,000-15,100元、2202グレードは16,100-16,300元で、5月末から横ばいを続けている。

市場関係者は553グレード値下がりの要因として、中国国内におけるアルミの減産と値下がりを挙げている。雲南省では5月初旬から電力不足が続いており、アルミ二次合金生産者達の減産が拡大した。このため、副原料である金属シリコン(553グレード)の消費は落ち込み、価格が下落したと見ている。

雲南省は金属シリコン生産量が国内2位でもあり、上記の通り5月初旬から電力不足が続いている。同省の政府は6月末までに電力供給を回復させるとしているが、アルミ生産者の多くは7月中も減産を継続する予定でいるため、金属シリコンの消費回復も遅れる可能性が高い反面、金属シリコンの生産回復が先行することで、供給過剰となる懸念もあり、市場では先安予想の材料となっている。
( T.斉藤 )
last modified : Tue 29 Jun, 2021 [14:28]
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