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◇BHP、POSCOとGHG排出削減でMOU
=製鉄プロセスでの炭素削減のパイロット試験などを実施
BHP社と韓国のPOSCO社が一貫製鉄での温室効果ガス排出削減技術を共同で検討するための覚書を締結した。覚書の一環で両社は、コークス品位の最適化や、高炉での炭素集約度を下げるための炭素回収・貯蔵・利用(CCUS)オプションの評価───など、製鉄プロセスでの炭素削減のためのパイロット試験やプラント試験を実施する計画だ。

両社は、水素を利用した直接還元技術、製鉄でバイオマスの利用、カーボンニュートラルな鉄鋼製品の開発でBHP社のカーボンオフセット能力の活用の可能性についても研究を進めていく。

BHP社は、MoUに基づき今後5年間で最大1,000万ドルの投資を行う予定で、試験中の技術への投資を増やす機会もある。BHPの投資は、2019年に発表された4億ドルの「気候投資プログラム」から行われ、スコープ1、2、3の排出量削減に役立つプロジェクト、パートナーシップ、研究開発を支援する。

両社はまた、鉄鋼のバリューチェーンを通じた炭素排出量の報告についても協力し、一貫性、透明性、堅牢性のあるグローバルな基準をさらに進めていく予定だ。

BHP社のヴァンディータ・パントCCOは、「製鉄業におけるネットゼロへの道筋はまだ明確ではないが、POSCOのような業界のリーダーと協力することで、製鉄業やバリューチェーンにおける炭素排出量を削減するための解決策をより迅速に見出すことができると信じている」などと述べた。

BHPが、製鉄による排出量削減を検討するPOSCOとの提携は、中国の宝武集団、JFEスチール、河鋼集団に続くもので、この4社の合計生産量は、世界の鉄鋼生産量の約12%に相当する。
last modified : Thu 11 Nov, 2021 [12:05]
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