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HOME >> Topics 一覧 >> November, 2021 >> 01 (Mon)
◇宝山鋼鉄、11月積み国内向けブリキ価格を据え置く
関係筋が得た情報によれば、中国の宝山鋼鉄が10月28日夜、11月積み国内向けブリキ価格を各需要家に通知した模様。通知内容は前月の横ばいとしたものだったとされる。2ヵ月連続の据え置きである。

中国ではこれからブリキ需要が強くなる時期に当たる。冬場の粥缶用途さらに旧正月に向けた贈答用缶需要がでてくるからだ。従って、本来はブリキの需要期ともいえる季節。だが、今年はさほどの需要の強さはない様子。

ブリキには他の品種に比べ価格の安定が求められ、従ってコストが重視される品種である。原料や副原料などの値上がりでブリキも日本と同様に宝山も値上げをしたいところだろう。だが、顧客にとっては素材であるホットコイルが同国市場で9月から現在まで上下動しながらも値下がり傾向が止まっていない。
このため、宝山鋼鉄はホットの下げと差し引いてブリキ価格を止む無く据え置いたものとみられる。宝山鋼鉄のブリキ価格はブリキ輸出市場に影響を与えるが、すでに各国とも12月積みまで決着済み。このため、今回はブリキ商談に影響を与えることはないだろう。
last modified : Fri 19 Nov, 2021 [11:44]
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