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◇日鉄ステンレス、店売り11月冷薄・厚板Ni・Crとも1.0万円上げ
日鉄ステンレスは9日、国内店売り向けステンレス冷薄および厚中板の11月契約価格を明らかにした。これによれば、ニッケル(Ni)系・クロム(Cr)系共に1.0万円値上げした。いずれもアロイ価格の引き上げでベース価格はそのままである。

契約の前提となるNi原料価格は9〜10月平均価格がポンド当たり8.81ドルとほぼ横ばい。Cr原料価格は同176セントと8〜9月平均に対し12セント上昇。為替は1.63円の円安。これを同社のアロイリンク方式に則り、Ni系、Cr系とも1.0万円値上げとした。

国内需要は半導体不足や部品調達難などの影響もあるが、秋需が出てきている。同社の薄板工場の主要ラインは引き続きフル稼働の状況。

9月の輸入冷延鋼材の入着量は1.44万トンで前月に比べ減少しているものの、引き続き高水準にあり予断を許さない状況が続いている。韓国政府のAD課税や中国国内の電力供給制限の影響に引き続き注視していく考え。

厚中板も1.0万円値上げした。国内市場では公共投資関連や医薬・半導体関連分野を中心に需要の回復が鮮明。一部のサイズで品薄感が出ており、需要増が見込まれる。海外市場でも引き続きアジア地域を中心に引き合いが堅調に推移している。
last modified : Thu 02 Dec, 2021 [12:08]
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