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◇アペラム社ヘンク製鉄所向けAOD転炉新設
=プライメタルズテクノロジーズ社が受注
プライメタルズテクノロジーズは18日、ベルギー、アペラム社ヘンク製鉄所(Aperam Genk)から操業上の安全性、コストの改善と、熱回収機能を備えた除塵システムによる環境負荷の低減を目的とした、AOD転炉ライン新設と既存1号機ラインの更新工事を受注したと発表した。オーストリアの建設会社SGS Industrial Serviceも参加するこのプロジェクトで同社は機械設備、電気設備およびオートメーション、補助設備を担当する。運転開始は2023年半ばの予定。

アペラム社はヨーロッパとブラジルの6ヵ所に生産拠点を置き、広範な用途のステンレス平鋼板製品を年間250万トン生産している。同社はまた、アムステルダム、パリと、ルクセンブルクの証券取引場に上場。欧州でのステンレス鋼の主な生産拠点は、ベルギーのシャトレーとヘンク、フランスのグーニョンとイスベルクで、ヘンク製鉄所では、最大45トンのAISIグレード300番台と400番台の熱延、冷延コイルを生産している。操業中のAOD1号ラインは、同社が2002年に納入したものだ。

新設する2号機ラインで同社が設計し納入するのは、1次・2次除塵システム、トランスファーカー、電気設備、高度なプロセスモデルを含むレベル1・2のオートメーション、レードルクレーン。

また、既存のマテリアルハンドリングの拡張も行う。この新ラインは振動負荷を低減し機器の寿命を延ばすバイコン(Vaicon)ドライブダンパーを装備している。既存の1号機ラインは、トラニオンリングとプロセスガスバルブステーションを新替えし、レベル2プロセスモデルを更新する。1号機と2号機に導入する新しいトラニオンリングはバイコンオートフィクス(Vaicon Autofix)炉体サスペンションシステムを実装しているため、手動で炉体を直す必要がない。

両AODラインに搭載されるレベル2オートメーションシステムは新型のプロセスモデルを備え、コスト効率の良い最高精度のダイナミックプロセスコントロールを可能にする。また、予知保全を可能にする状態監視ソリューションも備える。新設の2号機ラインはブラウンフィールドに建設されるため、ダウンタイムや進行中の生産への影響を最小限に抑えるよう、設置手順は詳細に計画されるという。
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last modified : Tue 14 Dec, 2021 [13:21]
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