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◇南ア産チャージCr欧州向け、1-3月期は横ばい
=中国の需要減退や為替のランド安で上値重く
グレンコア・メラフェ社の合弁パートナーである南アフリカのメラフェ社は10日、自社ホームページ上で南ア産チャージクロムの欧州向け2022年1-3月期積みベンチマーク価格がポンド当たり180セントで決着したことを発表した。前期に比べ横ばいでの決着となる。

今回、欧州ベンチマークの交渉は12月6日から始まったが、極めて短期間での交渉決着となった。

欧州市場の旺盛な合金鉄需要、海上運賃の続伸、COVID-19感染再拡大による南アの供給不安など、複数の値上げ材料があったものの、価格が前期比横ばいで決着した理由について市場関係者は、(1)中国の消費減退で世界的な需要は当初予想より弱まったこと、(2)欧州自動車メーカーによる鋼材の買い控えなど今後の需要への不安が浮上していること、(3)為替の南ア・ランド安で生産者に余裕が出たこと、(4)現在、ロシアが合金鉄に付加している輸出税が12月末で期限を迎え、継続されない可能性もあること――など、複数の値下げ材料を挙げ、値上げ材料と値下げ材料が相殺する上値重い結果になったと見ている。

なお、最近の欧州向けベンチマーク価格は、◇2020年1-3月期:101セント(同1セント下げ)、◇4-6月期:114セント(同13セント上げ)、◇7-9月期:114セント(同横ばい)、◇10-12月期:114セント(同横ばい)◇2021年1-3月期:117.5セント(同3.5セント上げ)、◇4-6月期:156セント(同38.5セント上げ)、◇7-9月期:156セント(同横ばい)、◇10-12月期:180セント(同24セント上げ)、◇2022年1-3月期:180セント(同横ばい)――という推移だった。
( T.斉藤 )
last modified : Wed 05 Jan, 2022 [11:47]
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