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◇ニューカレドニア、3回目の独立投票も否決
=独立派が投票をボイコット、今後の混乱を危惧
ニューカレドニアでは12月12日、フランスからの独立を問う3回目の国民投票が実施され、暫定結果では反対票が96%以上となって独立は今回も否決された。1998年の”ヌメア協定”により、国民投票は最大で3回までと決まっていたため、今回が最後の投票だった。

ただ、今回の投票は独立派住民の多くが投票をボイコットしており、投票率は43.9%と、昨年の2回目投票(85.7%)を大きく下回っている。(1回目の投票は2018年で投票率80.6%)

ニューカレドニアはかなりの自治権を得ているものの、教育、医療、防衛などをフランス本国に大きく依存する。COVID-19への防疫や治療なども依存している現状での国民投票を不利と考えた独立派は投票日の延期を要求していた。しかし、フランス政府が投票を決行したため、独立派は支持者に投票のボイコットを呼び掛けていた。

前回の選挙後も独立否決の結果を不服とした独立派住民が数ヵ月間にわたって島内の各所でデモ活動や封鎖を行っており、今後の混乱が危惧されている。特にニッケル鉱山やヌメア港の封鎖は島の経済に大きな打撃を与えるだけでなく、世界的なニッケルの需給バランスにも影響を与えるため、市場の関心も高い。
( T.斉藤 )
last modified : Thu 06 Jan, 2022 [11:58]
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