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◇三井物産と双日がコーラルベイNiを住友金属鉱山に売却
=住友金属鉱山の権益は90%に
住友金属鉱山と三井物産、双日の3社は24日、フィリピンのコーラルベイ・ニッケル社(CBNC)の持ち株を売買する契約を締結した。三井物産の持ち株18%と双日の持ち株18%を住友金属鉱山が購入することで、同社の権益は54%から90%へ拡大する。

購入額は2社合計で約190億円。今後、必要な許認可を取得後、2022年1月末を目途に売買を完了する予定でいる。

なお、フィリピン側でのパートナーであるNickel Asia Corporation(NAC社)の権益には変化はない。

CBNC社は2002年のプロジェクト開始当時から住友金属鉱山、三井物産、双日の3社とNAC社の協力体制の下で運営されてきた。2005年の商業生産開始以降、世界に先駆けてHPAL法(High Pressure Acid Leach:高圧硫酸浸出法)による低品位ニッケル鉱石からのニッケル・コバルト回収を商業的に成功させるなど、大きな成果を上げている。

今回、CBNC社が当初計画していたプロジェクト・ライフである20年目を迎えるにあたって、事業パートナー間で今後の方針を協議した結果、株式売買の合意に至った。住友金属鉱山は、CBNCのHPALプラントを今後も活用して鉱源確保を進め、需要の拡大が見込まれるニッケルとコバルトの安定供給につとめる。一方、三井物産と双日は事業ポートフォリオ再構築の一環としてCBNC社の売却を実行する。
( T.斉藤 )
last modified : Thu 20 Jan, 2022 [12:28]
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