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◇新規輸出相場、需給双方の希望価格に依然開き
=ベトナム・台湾向けH2輸出レベルは47,500-48,000円(FOB)
新規輸出マーケットは引き続き弱含んでいるとの見方が根強いものの、一部では下げ渋りを指摘する声が出始め、様子見ムードも漂い始めている。年明け間もないうえ、12日には関東鉄源協同組合の入札が控えているため買い手は手探りの状態で、いまだ打診買いの域を出ていないが、7日午後の時点で1ドル=115円台後半を付けている円安ドル高も追い風となり、1月1週の新規輸出マーケットは一本調子の下落にはひとまず歯止めがかかった形となっている。半面、売り手との買い手の希望価格にはいまだ開きが残り、先行きは見通しづらいままとなっている。

7日現在、ベトナム需要家からはH1/H2ミックスでトン当たり475ドル(CFR)程度のビッドが出ている。フレートと為替レートの取り方によって変動するが、流通筋では円建てFOB価格はH2ベース47,500〜48,000円程度に相当すると捉えている。年末の韓国向けFOB価格47,000円を上回る水準ではあるとは言え、検収の相違などを踏まえると価格面での魅力はまだ乏しく、ベトナム向けに出会いが付きにくい状況は解消されていない。

また、台湾電炉メーカーからは1月1週、H1/H2ミックスでトン当たり465ドル(CFR)の指値が提示されており、円換算ではH2ベース47,500〜48,000円程度(FOB)と、上記のベトナム向け価格レベルと概ね同等に相当しそうだ。米国産コンテナ積みスクラップの台湾向けHMS(80:20)成約価格がトン当たり435ドル(CFR)に続落しており、いまだ日本産スクラップの割高感が残る格好となっている。
last modified : Mon 31 Jan, 2022 [12:48]
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