原料・鉄鋼貿易版 Topics < 冷鉄源 > Home
HOME >> Topics 一覧 >> January, 2022 >> 12 (Wed)
◇トルコ向け欧米スクラップ成約価格が反発
=直近の安値から10ドル以上、上昇
弱基調を辿っていたトルコ引き渡し欧米鉄スクラップ相場が同国需要家の新規購入を契機に突如、反発の動きを見せている。通貨リラの下落や大口需要家向け電力料金の大幅引き上げなど懸念要因は根強いが、先週末から今週初めにかけて聞かれた新規成約価格はそれ以前に聞かれた価格レベルと比べて10ドル以上高い。ただ海外トレーダーは現時点では「一時的な値戻し」との見方を示しており、「今後も継続して上がっていくかは不透明」だと指摘している。

米国スクラップのトルコ向け成約では、先週末までにNo.1HMS(85%)とNo.2HMS(15%)のHMS(85:15)がトン当たり472ドル(CFR)で出会いが付いたとの情報が聞かれる。通常のHMS(80:20)価格とは異なるが、HMS(80:20)ベースでCFR450ドル台前半にとどまっていた週前半の気配値と比べて20ドル規模高い。

またHMS(80:20)ベースでトン当たり446ドル(CFR)の安値に下押しが進んでいた欧州産スクラップではトン当たり460ドル(CFR)前後の新規成約情報が聞かれており、単純比較で直近安値から14ドル反転している。世界最大の鉄スクラップ輸入国であるトルコ向け成約価格の上昇は、国際相場の下げ止まりにつながる公算がありそうだ。

一方、通貨リラはいまだ不安定な動きを続けており、11日時点では1ドル=13.7780リラと、12月20日の1ドル=16リラ台との比較で上昇している半面、年末の1ドル=10リラ台からは再びリラ安が進展している。
last modified : Tue 01 Feb, 2022 [12:42]
Copyright (C) 2004 The TEX Report Ltd. All Rights Reserved.