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◇BHP社、カバンガ・ニッケルに5,000万ドルの投資
=2段階に分け、総額1億ドルの投資を計画
欧州の経済紙は11日、BHP社がタンザニアのカバンガ・ニッケル(Kabanga Nickel)に総額5,000万ドルの投資を決定したと報じた。

英国に本社を持つカバンガ・ニッケル(以下、カバンガ社)は、タンザニア西部に世界最大の硫化ニッケル鉱床と評する”カバンガ・ニッケル・プロジェクト”を保有している。鉱床のニッケル品位は3.44%で、推定資源量はニッケル純分で186万トンとしている。

カバンガ社の発表によれば、BHP社はまず無担保の転換証券でカバンガ社に4,000万ドルを投資し、湿式製錬技術の特許を保有しているライフゾーン社(Lifezone Limited)に1,000万ドル投資する形で、合計5,000万ドルの投資を行う。次の段階として、更に5,000万ドルの投資を予定しており、投資総額は1億ドルにのぼる予定だ。

この投資により、BHP社はカバンガ社の株式8.9%を保有する形となり、2回目の投資によってそれを17.8%に増大させる。なお、カバンガ・ニッケル・プロジェクトを運営するTembo Nickel Corpはカバンガ社が84%、タンザニア政府が16%の権益を保有しているため、同プロジェクトにおけるBHP社の権益比率はそれぞれ7.5%、15%と増加する計算になる。

同プロジェクトの開発スケジュールでは、2025年に最初の生産が見込まれおり、年産量はニッケル:40,000トン、銅:6,000トン、コバルト:3,000トンを最低目標としている。
( T.斉藤 )
last modified : Tue 01 Feb, 2022 [12:43]
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