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◇トルコ引き渡し欧米スクラップ新規商談は低調
=不透明要因が多く様子見商状
トルコ引き渡し欧米スクラップの新規輸出商談は盛り上がりを欠き、先週から今週にかけて新規成約情報は乏しくなっている。トルコではリラ安や年初の電力料金の大幅引き上げなどに続き、新たに政府方針により産業界向け電力供給が一時停止されるなどと伝わり、これが値戻し局面にあったトルコ向け鉄スクラップ相場の新たな足かせになり始めている。トルコはガス火力発電が主力ながら、隣国のイランが天然ガスの輸出を一時停止したことなどを背景に電力の供給停止に追い込まれる事態に陥っており、トルコの製造業ではすでに生産を一時停止する向きが出始めているもよう。今後、電炉メーカーの生産にも影響が及ぶとの懸念が取り沙汰されている。

そうした中、米国産スクラップの最近のトルコ向け成約では、No.1HMS(80%)とNo.2HMS(20%)のHMS(80:20)ベースでトン当たり470ドル(CFR)程度が聞かれる。数量は35,000トン規模で、同カーゴに含まれるシュレッダーはHMS(80:20)と比べ20ドル高の490ドル(CFR)程度となる。成約水準は直近の安値と比べ15ドル以上高値に相当する。ただ、足元では電力供給の一時停止などを背景にトルコ需要家の引き合いは冷え込んでいるとされ、新規成約情報も乏しいことから、トルコ向け欧米スクラップ相場は先行き不透明を色濃くしている。
last modified : Wed 16 Feb, 2022 [12:03]
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