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◇OMホールディングス、10-12月期の生産量
=FeSiとMn系の生産量は前期比増
OMホールディングス社(OM Holdings ltd.)は今週、2021年10-12月期のマンガン鉱石と合金鉄の生産量・販売量を発表した。

これによれば10-12月期、OMサラワクにおけるフェロシリコン生産量は36,134トン(マテリアル量)で、前期実績の33,453トンとの比較では8.0%増加、前年同期実績との比較では6.7%増加だった。マンガン系合金鉄(シリコマンガンと高炭素フェロマンガン)の生産量は62,405トンで、前期比5.2%増加している。10-12月期も前期に続き電炉全16基のうち、フェロシリコン(スタンダード、リファインド):6基、マンガン系合金鉄:6基で操業した。他の4基はフェロシリコン炉だが、2基をマンガン系に転換工事中で、2基は人員が確保でき次第運転を再開する予定でいる。当期、フェロシリコンとマンガン系合金鉄の日産量はそれぞれ68トンと109トンで、設計生産能力の55トンと90トンをともに凌駕した。2021年に生産されたマンガン系合金鉄のうち95%がシリコマンガンだった。また、焼結炉では28,233トンのマンガン焼結鉱を生産(前期比18.3%減)した。同社では未だ”試運転段階”としている。当期は操業休止(5月末から7月初旬まで)から回復し、全期間で本格稼働したこともあり、生産が回復した。販売量の増加は生産の回復と安定、在庫量の回復によるものだった。OMサラワクでは本年、大規模な保守と改造工事を計画。転換作業中の炉2基は、昨年12月に技術者が着任して作業が開始された。本年12月に試運転を予定している。

中国・欽州の合金鉄工場(OMQ)は前期に比べ増産となったが、電力料金が高騰したため12月の生産を休止している。焼結炉で生産された焼結鉱は全て合金鉄生産に使用され、外部への販売は無かった。

一方、マンガン鉱石の生産については、豪州のブーツ・クリーク鉱山(Bootu Creek、OMM)の生産量が塊鉱石、粉鉱石合わせて209,372トン(前期比9.2%減)だった。当期は採掘可能なShekuma8ピットでの作業が12月13日に完了し、採掘量が前期比56.5%減少、粉砕量が同32.0%減少した影響が大きい。

南アフリカのTshipi鉱山(権益13%)は生産量の報告が無く輸出量のみで、10-12月期は680,447トン(マテリアル量、権益100%ベース)と前期実績の935,401トンに比べ27.3%の減少だった。

なお同社は現在、ブッチャーバード(Butcherbird)、701マイル・マンガニーズ、ブライアー・バシン(Bryah Basin)といったマンガン鉱石のプロジェクトに参画しているが、このうちブッチャーバード(年産36.5万トン、5年間)は昨年7月に出荷を開始、ブライアー・バシンはボーリング探査中、701マイルはこれまでドローンによる調査でボーリングは本年の実施が予定されている。

生産量の内訳は別表1、販売量の内訳は別表2の通りである。
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( T.斉藤 )
last modified : Fri 18 Feb, 2022 [12:27]
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