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◇日本ミル、来期もアジア向けブリキ商談では三桁値上げへ
=宝山鋼鉄は国内向け3月積み価格を200元値上げ
日本のブリキ各社は旧正月明けの2月中旬から来期(4-6月)積みアジア向けブリキ商談の準備を始めるが、今期と同様に三桁の値上げを提示する意向である。

今期のブリキ商談では商談当初は提示した三桁の値上げが通るところが多かった。しかし、商談の中盤、後半では素材のホットコイルが急激に値下がりしたために各顧客は態度を改め値下げ要請に切り替えたことから苦戦を強いられた。

しかし、近隣諸国とは高炉原料の急騰、輸送費の高値推移、さらに錫の高騰などを説明、値下がりを避け、ほぼ据え置きで決着できた。

来期商談でもホット下落の後遺症が残る。各顧客は値下げを要請してくることになろう。ホット価格がどこまで価格値戻しできるかの影響もあるが、日本ミルとしては依然原料価格が高原状態で推移しており、原料炭などは過去最高水準にあることなどから再び三桁の値上げをする必要があることを説明することにしている。

中国の宝山鋼鉄が3月積み国内ブリキ価格を200元(30ドル強)の値上げを行った。鋼材価格の回復を予想し、さらにはコスト上昇分の製品への転嫁を狙ったものとみられる。原料コスト分を吸収するにはこの程度の値上げでは不足しているのは間違いない。4月積みでも値上げしなければならないだろう。

いずれにせよ、アジア市場に強い影響力を持つ宝山鋼鉄が4ヵ月ぶりに値上げしたことは日本への風当たりを幾分でも弱めることになる。日本の値上げを後押しすることになるとみられる。
last modified : Tue 22 Feb, 2022 [12:26]
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