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HOME >> Topics 一覧 >> February, 2022 >> 02 (Wed)
◇3月積みホット、遠隔地は上げ方向で商談進む
アジア地域は中国を始め韓国、台湾などが旧正月休暇に入ったために今週は静かだ。アジアを除けば遠隔地向けなどの3月積みホットコイル商談が進んでいる。

アジア地域では中国などからのオファーが止まったため商談を行っているのはインドミルと日本ミルの旧正月がない地域向けの商談が行われている。ロシアミル各社は設備定修などからオファーを出していな様子。従って、日本ミルの100ドルアップ、インドミルの30ドルから50ドル値上げが目立つ。

ただ、顧客は休んでおり、静観姿勢である。旧正月明けにもビッドを出すものとみられるが、環境としては明るい。特に10日前後から大手高炉の国内向け3月積み価格が打ち出される見通しだが、各社とも原料高となっており、政府のプロジェクトも動くことから価格を引き上げるものとみられる。ベトナムのFHS(フォルモサ・ハー・ティン・スチール)にしても3月積みで66ドルもの値下げを行い、下げ過ぎと反省しているとも伝えられ、今度は値上げを図るとの観測が強くなっている。

また、トルコや中南米向けの商談も行われている。上げ幅はアジア向けと同じだが、顧客は上げ方向を容認しているとみられる。上げとするのはまず欧州ミルがホットを40ユーロ(45ドル強)上げを打ち出しており、冷延や亜鉛メッキも50ユーロ(58ドル相当)の値上げを提示している。冬場の不需要期であるが電力コストが石油やガスの値上がりで上昇しており、値上がり分をホット価格に転嫁せざるを得ず、値上げ意思が強いとされる。

アジア地域でインドミルはCFR800ドル乗せを目指し強気姿勢。日本と競合していないうえに競争者が休暇に入っているところからオファーが通るものとみられる。休暇明けのホット値上がりの環境が整いそうだ。
last modified : Thu 24 Feb, 2022 [11:46]
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