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HOME >> Topics 一覧 >> February, 2022 >> 14 (Mon)
◇中国の鞍山鋼鉄、3月積み国内向けホットなど300元値上げ
関係筋が得た情報によれば、中国の鞍山鋼鉄は10日、3月積み国内向け鋼材価格を打ち出した模様。鞍山鋼鉄の傘下になった本渓鋼鉄も同日、ほぼ同額の値上げを各需要家に通知したとみられる。

現段階で流れている情報では鞍山鋼鉄はホットコイル、冷延、溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、それに無方向性電磁鋼板など薄板類を全て前月比300元(46ドル相当)の値上げとしている。厚中板は200元(31ドル相当)アップとされる。この他、線材は300元上げという。本渓鋼鉄はこれらに鉄筋棒を加え300元上げとしている模様。

中国の大手高炉の鞍山鋼鉄がまず、大幅な値上げに踏み切った。鉄鋼原料の原料炭や鉄鉱石価格が大幅に上昇しており、各社ともコストを意識して製品への価格転嫁を図るために値上げする姿勢を見せていた。これに加えて政府のプロジェクトも動き出している様子で鋼材需要の増加が春需を呼び込み、鋼材価格の上昇が無理なく進みそうだ。

こうしたことを背景に鞍山鋼鉄が先陣を切って鋼材価格の値上げに踏み切ったが、中国の大手高炉が大幅な値上げを実施することによって、国内市場価格も上昇、さらには輸出価格の値上がりも予想されるところとなった。

ベトナムのフォルモサ・ハー・ティン・スチール(FHS)も近日中に国内向け4月積みホット価格を打ち出すが、800ドル台への値戻しを図るものとみられる。
last modified : Mon 07 Mar, 2022 [13:13]
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