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◇宝山鋼鉄の3月積みホット、鞍山より50元高の350元上げ
関係筋によれば、中国の宝山鋼鉄が去る10日夕、国内向け3月積み国内向け鋼材価格を各需要家に通知したという。同日、鞍山鋼鉄も3月積み価格を打ち出しているが、熱間製品では宝山鋼鉄が鞍山よりもホットコイルが50元(8ドル)、厚板で150元(23ドル)、それぞれ上回る値上げ幅で一層値上がりに拍車をかける格好となっている。

中国の鋼材価格は中国鋼鉄工業協会の公表によれば、2月第1週と2週では全国平均でホットが183元(28ドル)、冷延が143元(22ドル)、厚中板が176元(27ドル)も値上がりしている。各高炉は値上げ体制をとっており、市場価格もさらに上昇しそうだ。

宝山鋼鉄も鞍山鋼鉄も全面値上げである。宝山鋼鉄の上げ幅はホットが350元(54ドル)、厚中板も同額の上げで酸洗、冷延、溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板(自動車用途が300元、一般は200元=31ドル)、ガルバリウム鋼板200元、カラー鋼板300元それぞれ前月比アップとなっている。電磁鋼板は無方向性が200元、方向性が300元上げとなっている模様。無方向性は鞍山が400元(62ドル)上げとしており、宝山よりも強気である。

大手高炉の大幅値上げで今後、中小ミルもこれに追随して値上げを打ち出すのは確実であり、中国の鋼材市況は勢いをつけて春需に向かい値上がりすることになろう。中国内の鋼材価格が上昇すると当然輸出市場にも波及、アジアの輸出市場も4月積みではタイトな状況になるものとみられる。
last modified : Tue 08 Mar, 2022 [11:44]
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